仕事

ペットフードテイスター(ペットフード試食員)

ペットフードテイスター(試食員)の仕事とは?
本当に食べるの?
年収・なり方まで徹底解説!

 

「ペットフードを、人が食べる仕事があるらしい…」

そんな驚きの噂を耳にしたことはありませんか?
その、あまりにもユニークで謎に包まれた職業が
「ペットフードテイスター(ペットフード試食員)」です。

「本当にお腹を壊さないの?」
「どんな味なの?」
そんな素朴な疑問からその仕事内容そして気になる収入事情まで
この記事ではペットフードテイスターの知られざるリアルを徹底的に解剖します。

 

実際に食べるの?
お腹は壊さない?

A. はい、実際に食べます。しかし、飲み込むことは稀で
味や食感を確認した後は吐き出すのが一般的です。

Q. お腹は壊さない?

A. 基本的に、壊しません。

日本の法律(ペットフード安全法)では
犬や猫の健康に害を及ぼすような原材料の使用は禁止されています。
つまり、人間が食べてもただちに健康を害するような危険なものは入っていません。

しかし、ペットと人間では必要な栄養素や消化能力が異なるため
常用食とするのはもちろんNG。
あくまで「味見」の範囲に留まります。

 

具体的な仕事内容は?
五感を駆使する「品質鑑定士」

ペットフードテイスターの仕事は単に「味見」をするだけではありません。
人間の五感を最大限に使いペットの視点に立って
フードの品質を総合的に評価する
「品質鑑定士」とも言える専門的な仕事です。

官能評価

これが最も中核となる仕事です。

嗅覚
袋を開けた瞬間の香り、お湯でふやかした時の香りなどをチェックし、ペットの食欲をそそる良い香りか、あるいは酸化したような不快な臭いがないかを評価します。

触覚・聴覚
ドライフードであれば、粒の硬さや、噛んだ時の「カリッ」という音の響きが、想定する犬や猫の大きさにとって適切かを評価します。

味覚:
口に含み、味の濃さ、風味、後味などを評価します。

栄養分析・品質管理

研究開発部門の一員として原材料の栄養価を分析したり
完成した製品の品質が基準を満たしているかをチェックしたりといった
科学的なアプローチも行います。

新商品の開発

嗜好性(ペットの食いつき)を高めるための新しいフレーバーを考えたり
健康志向に合わせた新しい機能性フードのアイデアを出したりと
商品開発の最前線にも関わります。

 

ペットフード試食員になるには?

必要な資格は?

A. この仕事に就くための、特定の資格や学歴は定められていません。

「ペットフード試食員」という単独の職種で求人が出ることは
日本では極めて稀です。

多くの場合ペットフードメーカーの「研究開発職」「品質管理職」
といったポジションに就いた人が、業務の一環として試食を行います。

【事実上、有利となる学歴・スキル】

大学での専門知識

農学部や獣医学部、栄養学系の学部で、動物栄養学、食品化学、生物学などを学んだ経験は、非常に有利になります。

鋭敏な五感

特に、犬や猫が好む匂いを嗅ぎ分ける「嗅覚」は、最も重要な才能のひとつです。

ペットへの深い愛情と知識

犬や猫の品種ごとの特性や、年齢による食の好みの変化など
ペットに関する深い理解が不可欠です。

 

気になる給料・年収事情

ペットフードメーカーの正社員(研究開発職など)としての給与が支払われます。

全体の平均年収:約400万円~700万円

大手メーカーや、専門性の高い研究職であれば、これ以上の収入も十分に可能です。

「試食」という特殊な業務に対して特別な「危険手当」がつく
というよりは、研究開発職としての専門性が評価された給与体系となります。

 

仕事のやりがいと大変なこと・厳しさ

やりがい

ペットの「美味しい!」を創り出せる喜び

自分が開発に携わったフードを、ペットたちが喜んで食べてくれる。
その姿を飼い主さんからの声や、売上
という形で実感できた時の達成感は、何物にも代えがたいものです。

ペットの健康を支える社会貢献性

安全で栄養価の高いフードを提供することで
世界中のペットたちの健康寿命を延ばすことに貢献できます。

「好き」を仕事にできる

動物が好き、食べることが好き、研究が好き、
といった自分の「好き」をそのまま仕事に活かすことができます。

大変なこと・厳しいこと

味覚・嗅覚の維持

常に繊細な感覚を保つため、日頃から香辛料の強い食事を避けたり、禁煙をしたりといった、プロとしてのストイックな自己管理が求められます。

地道な研究と試行錯誤

華やかなイメージとは裏腹に、研究室にこもり、何百、何千というパターンの試作品を作り続ける、地道で根気のいる作業が基本です。

精神的なプレッシャー

自分が「OK」を出した製品が、もしペットの健康を害するようなことがあれば、会社の信頼を失う大問題に繋がります。その責任は非常に重いものです。

 

あなたはどっち?
ペットフード試食員に向いている人・向いていない人

【向いている人の特徴】

何よりもまず、動物(特に犬・猫)が好きな人
食への探求心が強く、味や香りに対する感覚が鋭い人
知的好奇心が旺盛で、科学的なアプローチが好きな人
地道な作業を、コツコツと続けられる忍耐力がある人
「食」を通じて、ペットの健康に貢献したいという強い想いがある人

【向いていない人の特徴】

味覚や嗅覚に自信がない人
好き嫌いが激しい人
研究や、地道な作業が苦手な人
大雑把な性格で、細かい品質チェックが苦手な人
「ただ珍しい仕事がしたい」というだけで、ペットへの愛情が薄い人

 

確かな安全と安心を提供するプロ

ペットフードテイスターは、単なる「試食係」の仕事ではありません。
それは科学的な知識と研ぎ澄まされた五感

そして何よりもペットへの深い愛情をもって
彼らの「食」という、命の根幹を支える、非常に専門的で誇り高い仕事です。

その道は、一般的な求人としては存在しない狭き門かもしれません。
しかし、ペットフードメーカーの研究開発職を目指すことで
あなたも、世界中のペットたちを笑顔にする
究極の「美味しい」を創り出す一員になれるかもしれません。

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ABOUT ME
aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!