【木のお医者さん】
樹木医の仕事はキツい?
年収・資格・なり方を徹底解説!

 

「公園の桜が元気に咲いているのはなぜだろう?」

「神社の御神木(ごしんぼく)を守る仕事に憧れる」

「自然に関わる専門職で、手に職をつけたい」

街路樹や公園の木、そして歴史ある巨樹・古木。
これらが病気になったり、弱ったりした時に駆けつけるのが
「樹木医(じゅもくい)」です。

まさに「木のお医者さん」として知られるこの仕事ですが
実は「樹木医の会社」はほとんど存在しません。

多くは造園会社やコンサルタント会社に
所属しながら活躍しています。

今回は、緑の守り人である「樹木医」について
具体的な仕事内容、気になる年収
現場の厳しさや危険性、そして超難関と言われる
資格取得の道のりまでを徹底解説します。

 

🌳 樹木医とは?具体的な仕事内容

樹木医は、一般財団法人日本緑化センターが
認定する資格を持つ専門家です。

仕事は単に「枝を切る」だけではありません。
科学的な知識と経験に基づいて、木を救うのが仕事です。

1. 診断(診察)

人間の医者と同じように
まずは「視診」や「触診」を行います。

「葉の色がおかしい」「幹に空洞ができている」といった
症状に加え、専門機器(音響波測定器など)を使って
外からは見えない内部の腐朽具合を調査します。

2. 治療(手術・処置)

外科手術
腐った部分を削り取り
殺菌剤を塗って、雨水が入らないように
ウレタンなどで埋める処置を行います。

土壌改良
木が弱る最大の原因は「根」と「土」です。
固まった土をほぐしたり
肥料を入れたりして、根が呼吸しやすい環境を作ります。

支柱設置
倒れそうな木をワイヤーや支柱で支えます。

3. 保護・管理・後継樹の育成

天然記念物に指定されている巨樹の保護計画を立てたり
その木の遺伝子を残すために「挿し木」「接ぎ木」
子供(クローン)を作ったりします。

街路樹が倒れて事故が起きないよう
行政と連携してリスク管理を行います。

 

💰 ぶっちゃけ、どのくらい稼げるの?

樹木医の多くは、造園会社、建設コンサルタント
植物園、公務員(技術職)として働いています。

そのため、給与は所属する組織の規模に依存します。

🏢 造園会社・建設コンサルタント勤務

年収:350万円 ~ 600万円程度

一般的な造園スタッフとしての給料に
「資格手当(月1万〜3万円程度)」
が上乗せされる形が多いです。

大手建設コンサルタント会社に勤務し
大規模な環境調査などを担当する場合は
年収600万円以上も可能です。

🏰 独立開業(樹木医事務所)

年収:300万円 ~ 1,000万円以上(実力次第)

自治体からの調査依頼や
寺社仏閣からの指名を受けられるようになれば高収入も可能です。

ただし、診断機器が高額であることや
営業活動が必要なため、安定するまでは厳しい道のりです。

 

💦 ここが大変!
「キツい・厳しい・危険」な現実

「森の中で静かに過ごす仕事」という
イメージとは裏腹に、現場は過酷で責任重大です。

高所作業と危険生物(危険なこと)

高さ10m以上の木に登って作業することも日常茶飯事です。
落下事故のリスクと常に隣り合わせです。

スズメバチ、毛虫(チャドクガ)
マムシなどに遭遇することも多く、刺される・噛まれる危険があります。

結果がすぐに出ない

動物と違い、木は治療してもすぐに元気になりません。
結果が出るのは数年後、下手をすると10年後です。

「本当にこの治療で合っていたのか?」という
不安やプレッシャーと長く付き合う必要があります。

倒木による責任問題

自分が「大丈夫」と診断した街路樹が
台風で倒れて人に怪我をさせてしまった場合
樹木医としての責任(過失)を問われる可能性があります。

体力勝負

真夏の炎天下でも、真冬の寒空の下でも
外での作業が基本です。土を掘り返す力仕事も多いです。

 

✨ この仕事の「やりがい」

数百年生きる命を救う

瀕死の状態だった御神木が
自分の治療によって数年後に若葉を出した時の感動は
言葉にできません。
自分の仕事が、自分より長く生きる「未来」に繋がります。

地域のシンボルを守る

「この桜並木だけは残したい」という
住民の想いに応え、美しい景観を守ることで
地域の人々から感謝されます。

自然との対話

毎日木に触れることで、季節の移ろいや
自然のメカニズムを肌で感じることができます。
植物好きにとっては天職です。

 

🎓 必要な資格・なり方は?(これが最難関!)

樹木医になるためのハードルは非常に高いです。

「誰でも試験を受けられる」わけではありません。

資格取得のルート

実務経験を積む(原則7年)
造園業、林業、造園コンサルタントなどで
樹木の保護・管理・診断などの実務経験が7年以上必要です。

⚠️大学で指定科目を履修して
「樹木医補」の資格を取った場合は
実務経験が短縮(1年など)されます。

選抜試験に合格する
・筆記試験を受けます。倍率は高く、狭き門です。
・研修(約2週間)を受ける
・選抜試験の合格者だけが、泊まり込みの研修(講義と実習)に進めます。
・最終面接・試験
・研修後の試験に合格して、ようやく登録されます。

 

★学生さんへのアドバイス

これから目指すなら、農学・林学系の大学に進み
在学中に「樹木医補」
資格を取るのが最短ルートです。

 

👤 向き・不向きチェックリスト

向いている人 👍

気が長く、忍耐強い人
木の変化はゆっくりです。
10年単位で物事を見られる人。

観察力が鋭い人
「葉っぱが少し丸まっている」
「土がいつもより湿っている」といった些細な変化に気づける人。

勉強熱心な人
植物生理学、土壌学、菌類、昆虫など
学ぶべき範囲は膨大で、一生勉強です。

体力があり、虫が平気な人
必須条件です。

向いていない人 👎

すぐに結果を求める人
短期的な成果を追い求めるタイプには向きません。

潔癖症・虫嫌いな人
泥だらけになりますし、木の中には大量の虫がいます。

デスクワークしかしたくない人
診断書作成などもありますが、基本はフィールドワークです。

 

📝 自然と人間社会を繋ぐドクター

樹木医は、単なる庭師ではありません。
科学的な知識を持って
声を出せない木々の代弁者となる「高度専門職」です。

資格取得までの道のりは長く険しいですが
環境保護の重要性が高まる現代において
その社会的意義はますます大きくなっています。

「木が好き」

「歴史ある風景を未来に残したい」

そんな熱い想いと、泥臭い作業を厭わない覚悟があるなら
ぜひこの道を目指してください。

まずは、大学の農学部や造園学科について調べるか
未経験OKの造園会社でアルバイトをして
現場の空気を体験することから始めてみましょう!

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ABOUT ME
akiの
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!