診療情報管理士
【病院の裏方】診療情報管理士の年収は?
「キツい」って本当?
仕事内容から資格取得まで徹底解説!
「医療業界で働きたいけれど
血を見るのは苦手」
「事務職でも、専門スキルを持って
長く安定して働きたい」
そんな方に注目されている職業が
「診療情報管理士」です。
一般的な医療事務とは一線を画す専門性を持ち
病院経営の鍵を握るとも言われるこの仕事。
近年、IT化が進む医療現場でその需要は高まっています。
医療事務について見てみる→Check
しかし、「資格を取るのが難しそう」
「一日中パソコン仕事でキツい?」
といった疑問を持つ方も多いはず。
今回は、医療データのスペシャリストである
診療情報管理士について、具体的な仕事内容
気になる年収、そして現場のリアルな厳しさまでを
詳しく解説します。
💻 診療情報管理士とは?
具体的な仕事内容
診療情報管理士は、一言で言うと
「カルテ(診療記録)に含まれるデータを
管理・分析する専門家」です。
医師が書いたカルテの内容を正しく読み解き
データ化して、医療の質の向上や
病院経営に役立てるのがミッションです。
1. コーディング(病名の分類)
これが最も重要な仕事です。
カルテに記載された病名や手術内容を
世界共通のルール(ICD-10など)に基づいて
「コード(記号・数字)」に変換します。
例:「胃がん」→「C16.9」のように変換。
これにより、世界中の医療データを
比較・統計できるようになります。
2. DPC(包括医療費支払い制度)コーディング
日本の多くの病院で導入されている
「DPC制度」に関わる業務です。
正しい病名と治療内容を入力することで
病院が受け取る診療報酬(売上)が決まります。
病院の利益に直結する責任重大な業務です。
3. がん登録
がんと診断された患者さんの情報を
国や県のデータベースに登録する専門業務です。
日本のがん対策の基礎データとなります。
4. カルテの点検・管理
医師が書いたカルテに
記載漏れや不備がないかチェックします。
時には医師に対して「ここの記録をお願いします」と
追記を依頼することもあります。
💰 ぶっちゃけ、どのくらい稼げるの?
一般的な医療事務職と比較すると
専門性が高いため給与水準はやや高めです。
正社員(初任給): 月収 18万円 ~ 22万円
平均年収: 350万円 ~ 500万円
役職者・経験者: 年収 500万円 ~ 600万円以上
【給与の特徴】
資格手当
多くの病院で、診療情報管理士の資格に対して
月額1万円~3万円程度の手当がつきます。
これが医療事務との大きな差になります。
大規模病院や大学病院ほど給与が高い傾向にあります。
💦 ここが大変!
「キツい・厳しい」と言われる理由
デスクワーク中心で肉体的な危険はありませんが
特有の厳しさがあります。
医師とのコミュニケーション(板挟み)
多忙な医師に対して、カルテの不備を指摘したり
期限までに記載を催促したりする必要があります。
「忙しいのに細かいことを言うな!」と
怒られることもあり
精神的なタフさが求められます。
責任の重さとプレッシャー
コーディングのミスは、病院の収入減や
国への虚偽報告につながりかねません。
正確性が常に求められ、神経を使います。
終わりのない勉強
医療制度は2年に1回改定されます。
また、医学知識も日々進歩するため
常に新しい知識を勉強し続けなければなりません。
目の疲れ・肩こり
一日中パソコン画面と細かい文字と向き合うため
眼精疲労や慢性的な肩こりは職業病と言えます。
★危険なことはある?
院内感染のリスクはゼロではありませんが
患者さんに直接触れる業務ではないため
医師や看護師に比べると身体的な危険性は低いです。
✨ この仕事の「やりがい」
病院経営を支えている実感
自分の正確な仕事が、病院の収益を確保し
ひいては地域医療を守ることに繋がります。
「縁の下の力持ち」としての誇りを持てます。
専門性が高く、食いっぱぐれない
「診療情報管理士」の資格と実務経験があれば
結婚や転居などでライフスタイルが変わっても
全国どこでも再就職がしやすいです。
医療の質向上への貢献
蓄積されたデータは
医学研究や病院の改善活動に使われます。
間接的ですが、未来の医療に貢献できる仕事です。
🎓 診療情報管理士になるには?
(必要な資格)
診療情報管理士は民間資格ですが
業界での認知度は非常に高く
多くの病院で採用条件となっています。
誰でも試験を受けられるわけではありません。
【資格取得のルート】
指定の大学・短期大学
専門学校へ進学する
認定された学校(3年制以上が多い)で
カリキュラムを修了し
在学中に認定試験を受験します。
学生の合格率は比較的高めです。
通信教育を受講する
(社会人向け)
すでに病院で働いている人や
大卒・短大卒の人は
日本病院会が実施する通信教育(1年~2年)を受講し
修了後に試験を受けます。
【試験の難易度】
合格率は50%前後です。
医学知識、医療法規、分類法など覚えることが多く
決して簡単な試験ではありません。
👤 向き・不向きチェックリスト
向いている人 👍
几帳面で正確な人
膨大なデータをコツコツと
ミスなく処理できる人。
学ぶことが好きな人
医学用語や人体の構造
法律の変更などに興味を持ち続けられる人。
コミュニケーション能力がある人
医師や他部署のスタッフと円滑に連携を取れる人。
パソコン作業が苦にならない人
データの入力や分析が好きな人。
向いていない人 👎
大雑把な人
「だいたいでいいや」という感覚は
この仕事では致命的です。
人と話すのが極端に苦手な人
黙々と作業するだけではなく
確認業務などの対話が多い仕事です。
変化を嫌う人
制度が変わるたびに業務フローが変わるため
軟性がないとストレスになります。
📝 医療と経営をつなぐ
知的なスペシャリスト
診療情報管理士は
ただの事務職ではありません。
「医学知識」と「ITスキル」を武器に
病院経営を支える専門職です。
高齢化社会において
医療データの重要性はますます高まっています。
「医療現場で働きたいけれど
専門的なスキルを身につけて
安定したキャリアを築きたい」と考えている方にとって
非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
興味が湧いた方は
まずは認定校のオープンキャンパスに行ったり
通信教育のカリキュラムを
チェックしてみてはいかがでしょうか。
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