ビジネスにおける身だしなみの基本
大事な商談以外でも身だしなみというのは非常に大事です。どのような格好をしているかだけで周りからはちゃんと仕事をしてくれる人かどうかを判断されてしまいます。人は見た目でその人が仕事ができるか、ちゃんとした人なのかこの人の話を聞くべきなのかをおおまかに判断してしまいます。
第一印象が決まってしまう見た目、社会人として仕事をする以上は身だしなみはしっかり整えておきましょう。
スーツ
先ずはなんといってもスーツです。あまり身軽ではないし暑い日は着るだけでも汗をかいてしまう、あまり好きではない服装ですが会社で仕事をする、商談をしに出るとなるとスーツというのは一般的です。先ずスーツはオーダーで自分の体格に合ったスーツを購入しましょう。ピチピチだったりダボダボだったりすると印象が悪いです。あまりに派手だったりオシャレなものを購入する必要はありません。シンプルなシルエットになるスーツが良い印象を与えます。色の指定はない会社が多いと思いますが黒、ゲレー、紺色などを選べば問題ないと思います。規定がある場合は事前に確認しておきましょう。
汚れないように毎日手入れを欠かさずに定期的にクリーニングに出し、常に清潔感のある服装を意識しましょう。ジャケットは1日きたらハンガーにかけてブラシを使うと綺麗が長持ちします。もし汚れてしまったら極力その日のうちに綺麗にしておきましょう。
パンツはシワにならないように保管することを心がけましょう。特に汚れやすいのでより入念に手入れをしておきましょう。複数枚持っておいて毎日着回せるのが理想的です。
Yシャツ、ネクタイ
Yシャツもしっかりしたものから私服にできるものまで様々な種類があります。基本的には白の無地、もしくは目立たない程度のチェックやストライプ柄の入ったものを着るのが無難です。ジャケット越しにしっかり見える部分になりますのでちゃんとしたものを選びましょう。夏はジャケットを脱いでいる機会が多くなるので特に注意が必要です。
Yシャツは特にシワになりやすいので洗濯後にシワにならないように特に注意しましょう。
ネクタイも同様に派手なものを選ばない方が良いです。柄物も基本的には避けましょう。無地のものかストライプ柄のもので、色も派手すぎないもの、スーツに合わせた色を選ぶのが無難です。
ピアス、ネックレスなどの装飾品
ダメです、やめましょう
鞄
肩掛けタイプやリュックなどありますが基本的には手提げタイプのビジネスバッグが理想です。A4サイズの用紙が収まって細かいものを入れられるくらいのサイズを選びましょう。小さすぎてパンパンになったり大きすぎて邪魔になるサイズのものは好ましくありません。ブランド物である必要はありませんが革製の丈夫なもので派手すぎないものを選びましょう。
靴
当然革靴を履くことになります。できる人はちゃんとした靴を履いています。汚れていたり靴の底がすり減っていたりすると真っ先に相手に見られてしまいます。あらかじめ防水スプレーをかけたり複数持っておくことで長持ちします。
靴は一番汚れやすく目立ちやすいものになりますので日々の手入れは欠かさずに行いましょう。汚れていなくてもツヤが日に日に落ちていってしまうので磨いておくことも重要です。
靴は消費用のアイテムと考えて古くなってきたら修理したり取り替えたりして常に綺麗な状態を保ちましょう。
腕時計
今や時間を知るためでなくビジネスマンのステータスとしての意味合いが強いのですが、書類をさっと取り出した際にチラッと見える腕時計、数千円から何億円とこだわり出したらキリがないですが…はじめのうちはブランドに拘らずシルバーのアナログ時計が無難です。仕事ができるようになっていったらそれに見合うようなブランドの腕時計を身につけるようにしていきましょう。ちなみに右手では握手の際に相手にぶつけてしまう可能性があるので基本的には左手につけるとも言われているようです。
髪型と体毛など
- 髪型は基本的に短く清潔感のある髪型を心がけましょう。目や耳には被らないように。もみあげは自然に。女性に関しても顔が隠れるような髪型は印象が悪くなってしまいます。整髪料は使用しても不自然な分け方やテッカテカなほど使用しすぎないように気をつけましょう。寝癖やフケなどもNGです。染める意味もないですしパーマをかける必要もないので基本的には避けましょう。
- 髭は特に濃い人目立つ人は毎日剃りましょう。伸ばして好印象につながる商談というものを聞いたことはありません。
- 眉毛も同様に細すぎるのは良い印象を持たれません。自分の顔に合った自然な形を目指しましょう。
- その他体毛が直接商談にかかわることはないと思いますが、不衛生だと判断した場合は各部位の処理をしておきましょう。
常備すべきもの
ハンカチ、ティッシュ、鏡、クシ、スーツ用のブラシ、筆記用具、手帳、名刺、アルコールウェットティッシュ、折り畳み傘(降るかどうかわからない日に)などがあると安心です。
私服の場合
とはいっても私服で出勤する会社も増えてきています。ただ、何も考えずに私服で出勤してしまうと周りの人たちに悪い印象を与えかねません。基本的にはビジネスカジュアルと呼ばれる服装を目指しましょう。襟のついていないシャツ、丈の短いハーフパンツ、派手な色や柄の服装やサングラスなんかも避けましょう。会社によって特徴は変わってくると思いますので上司や先輩がどのような服装をしているのか確認しておきましょう。
ブランド物について
入社したばかりでいきなりハイブランドを身に纏ってしまうと周りの目が気になったりあまり良い印象を与えられません。自分の背丈に合ったものを使うのが理想的です。ハイブランドを身につけたい場合は誰よりも成果を出してそのブランドに恥じない人になりましょう。
っとざっくりと説明させていただきましたが重要なのはすっきりとした清潔感です。常に清潔を心がけて綺麗なものを身につけるだけで相手に与える印象は大きく変わってきます。服や靴の手入れなど習慣になっている人からすれば当たり前でなんの苦にもならないですがあまり慣れていない人は少しずつでも習慣化できるように一つ一つやっていきましょう。
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