お酒の席に関するマナー
今回はお酒の席に関するマナーになります。たとえ居酒屋だとしても仕事関係の人との飲食の会にはマナーを心がける必要があります。特に羽目を外しやすい場になりますのでしっかり抑えておきましょう。
下座に座ります
先輩や上司、今回の幹事役がいる場合は上座を譲り下座に座ります。下座が明確に分からない場合は入り口、御手洗に近い席、もしくは幹事役に確認したり先に座ってもらってから自分も座るようにしましょう。
お酒…飲めません
飲めない人にお酒を飲ませるのはアルハラに当たります。本当にダメな人に強要するのはやめましょう。近年ではより厳しいものになっていて常識ある人であれば強制的に飲ませることはありません。ただ乾杯の際に1人だけ何もしないのは良くないですので飲まなくても形だけ付き合いましょう。乾杯をして口を付けてグラスを傾ける。飲まずにここまで出来ればあとはテーブルに置いてしまいましょう。スタートからお酒以外の飲み物で乾杯するのも大丈夫です。
お酒を断る際ははっきりと確実に、そしてやんわり優しくお断りしましょう。相手は必ずしも強制的に飲ませたい訳ではなくて気を使ってくれているケースがほとんどですので絶対に飲まないぞと口調が強くなり過ぎないように注意しましょう。
料理によりお酒を選択する
居酒屋のように様々な種類の料理を頂く場合には気にする必要はないかもしれませんが、専門のお店では出される料理によってお酒を選ぶのも礼儀のひとつとなります。
日本料理 しっかり目の味付けの場合は純米酒、あっさり空いた料理のときには吟醸酒のような日本酒が合います。
西洋料理(魚料理) シャンパンや白ワイン、ロゼなどが挙げられます。シャンパンは食前酒に適しています。
西洋料理(肉料理) 赤ワインが適しています。その中でも味付けによってコクのあるもの軽い味わいのものなどを選びましょう。
中華料理 食前酒には中国の果実酒、食事中なら紹興酒や老酒などが挙げられます。
お酌をします、してもらいます
瓶ビールや日本酒のお銚子など、先輩や上司だけでなく同僚や部下に対してもお酌はしましょう。特に乾杯の前の1杯目のお酌は率先してするように心がけましょう。
つぎ方に細かい決まりは特にありませんが注ぐ際は下と上の両方からしっかり持ってこぼさないように注意しましょう。
水割りを作る際は希望の濃さを相手に確認してから作るようにしましょう。水とお酒が7:3が基本になります。
先輩や上司に絶対に自分で注がせないようにしましょう。グラスが少なくなってきたら周りの人がついでくれます。自分も周りの人のグラスの残りは常に気にしておきましょう。
ついでもらったお酒は一気に飲み干さないように注意しましょう。一気飲みが許させるのは大学生までです。基本的につがれたグラスはひとくち飲んでテーブルに置きます。 ただ紹興酒などの中国のお酒に関しては例外で飲み干しても大丈夫です。
飲みはじめには皆で乾杯をしますが、実はグラス同士ぶつけないのが正しいようです。軽くなら、と合わせてくる人もいると思いますがその際は音がならないくらい優しくしましょう。それが先輩や上司の場合、自分のグラスの飲み口は相手のグラスよりも下にくるようにしましょう。
お酒の席といえども社会人としてのお付き合いとして参加することになるので常に相手のことを考えておきましょう。会話の弾む楽しい席になることが多いと思いますので相手が不快に感じる行為はしないといった内容が多かったと思います。何か一つでも参考になれば幸いです。
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