仕事

アナウンサー

アナウンサーの仕事とは?
年収・なり方から「キツい」激務の現実
最高のやりがいまで徹底解説!

 

テレビの「顔」として、ニュースを伝え、番組を進行し
時にはスポーツの熱狂を実況する。
「アナウンサー」とは、その「声」と「言葉」で
社会と人々を繋ぐ情報伝達のプロフェッショナルです。

「華やかで、知的」
「芸能人みたいで、かっこいい」

そんな憧れとは裏腹に
その仕事は「1秒のミスも許されない」という極度の緊張感
早朝深夜を問わない過酷な激務
そして数万倍とも言われる熾烈な競争の世界です。

この記事は、[芸能・芸術の職業大全]の一部として
そんな「アナウンサー」という
最も身近で、最も謎に満ちた仕事のリアルを
徹底的に解剖します。

 

アナウンサーになるには?
必要な資格は?

A. 法律で定められた必須の国家資格や免許は
一切ありません。

しかし、プロとして放送局の「正社員」になるためには
日本で最も狭き門のひとつを突破しなければなりません。

【「資格」より「採用試験」が全て】

プロのアナウンサーになるためのほぼ唯一の道は
「テレビ局(キー局、地方局)のアナウンサー職 採用試験」
に合格することです。

【事実上の「必須条件」】

4年制大学卒業(または卒業見込み)

特にキー局(東京の民放各局やNHK)は
これが絶対条件であることがほとんどです。学部は問われません。

超難関の採用試験

キー局のアナウンサー試験の倍率は
数千倍から、時には1万倍を超えるとも言われます。
これは、東大入試や司法試験よりも遥かに狭き門です。

アナウンススクールの受講

独学で合格する人もいますが、ほとんどの志望者は
大学在学中から専門の「アナウンススクール」に通い
発声、滑舌(かつぜつ)、原稿読み、面接対策といった専門技術を学びます。

職業情報提供サイト

 

具体的な仕事内容は?
「読む」だけではない!

アナウンサーの仕事は、スタジオで原稿を読むだけではありません。
その業務は、局や番組によって非常に多岐にわたります。

1. ニュース・情報伝達

これが最も基本的な業務。地震速報などの緊急時には
手元に原稿がない状態でも、入ってくる情報を即座に整理し
正確に、落ち着いて伝え続ける技術が求められます。

2. 番組司会・リポーター

バラエティ番組や情報番組でタレントやコメンテーターの意見を引き出し
番組を円滑に進める「MC(司会進行)」役。
あるいは、自ら現場に赴き
食レポや中継を行う「リポーター」役も担います。

3. スポーツ実況

野球、サッカー、オリンピックなど。
膨大な資料を事前に読み込み、選手のデータや戦況を記憶した上で
目の前で起こる一瞬のプレイを
情熱と的確な言葉で描写する、高度な専門職です。

4. 取材・原稿作成(記者としての一面)

「読む」だけでなく、自ら事件現場や記者会見に「取材」に行き
その内容を「原稿」に起こす、記者やディレクターとしての仕事も
実は非常に多くあります。

5. イベント司会・その他

局が主催するイベントや、式典の司会など
会社の「顔」としてのあらゆる業務をこなします。

 

気になる給料・年収事情

「アナウンサー=高給取り」というイメージは
所属する「会社」によって、天と地ほどの差があります。

キー局(在京テレビ局・NHK)の社員

これが、最も高給なエリートコースです。
企業の規模が非常に大きいため、一般社員でも給与水準が極めて高く
年収1,000万円~1,500万円以上も珍しくありません。

地方局の社員

キー局には劣りますが、その地域の企業としては
トップクラスの給与水準であることが多く
年収500万円~1,000万円程度が目安となります。

フリーランス(元局アナなど)

年収は、ピンからキリまで(数千万円~数億円)。
局を退社し、芸能事務所に所属するフリーアナウンサーは
人気が出ればCM契約などで莫大な収入を得られますが
仕事がなければ収入はゼロという、厳しい実力の世界です。

 

仕事のやりがいと大変なこと・厳しさ

やりがい

究極の「伝える」喜び

「歴史の目撃者」になれる

これが最大のやりがいです。
スポーツの歴史的勝利、選挙の開票特番、時には大きな事件や災害。
その「時代が動く瞬間」の最前線に立ち会い
自分の「声」で、その事実を日本中に伝えることができます。

「言葉の力」で、人を動かせる

自分の伝えた情報が、誰かの命を救ったり(災害報道)
誰かを勇気づけたり(スポーツ実況)
社会を動かすきっかけになったりする。その責任感と誇り。

一流の人々と仕事ができる

各界の著名人、専門家、アスリートと直接会話し
その知識や情熱に触れられる、知的な興奮があります。

大変なこと・厳しいこと・危険なこと

1. 終わりなき「不規則な生活」(キツい)

これが最大の厳しさです。

早朝・深夜勤務
朝のニュース番組担当なら「深夜2時起き」
夜のバラエティ収録なら「深夜3時終わり」も当たり前。
生活リズムは崩壊します。

2. 精神的なプレッシャーと「危険」

「失敗が許されない」生放送
1秒の読み間違い、言葉の選び方ひとつが
放送事故となり局全体の信頼を失います。
この緊張感は計り知れません。

誹謗中傷のリスク
「顔」と「名前」が世に出るため、SNSなどで
容姿や発言に対する理不尽な批判(誹謗中傷)の標的にされやすい
精神的な「危険」があります

3. 職業病(喉・体力)

喉(のど)は、アナウンサーの命です。
声帯ポリープなどの故障は、即「失業」に繋がります。
また、不規則な生活とプレッシャーに耐えうる
強靭な体力と精神力が不可欠です。

4. 報道の「危険」

(報道アナ・記者兼務の場合)災害現場の最前線や
混乱する事件現場に、自ら取材に行かなければならない
物理的な危険も伴います。

 

あなたはどっち?
アナウンサーに向いている人・向いていない人

【向いている人の特徴】

・ 何よりもまず、「言葉」と「伝えること」に
異常なまでの情熱と責任感を持つ人

・ 精神的・肉体的に極めてタフで
不規則な生活やプレッシャーを楽しめる人

・ 「好奇心の塊」で、政治・経済・スポーツ・芸能まで
あらゆるジャンルを学び続けるのが好きな人

・ 「空気を読む」のが得意で、アドリブ力があり、聞き上手な人

・ 「華やかな表舞台」だけでなく
「地道な裏方(取材、資料読み)」も厭わない人

【向いていない人の特徴】

・ 「華やかな世界」への憧れだけで、地道な努力が嫌いな人

・ 安定したカレンダー通りの休日を望む人

・ 人からの批判(SNSなど)に
ひどく落ち込んでしまう「打たれ弱い」人

・ 「自分の意見」だけを言いたい人
(アナウンサーは、まず客観的な情報伝達が仕事)

・ 体力に自信がない、朝や夜が極端に弱い人

 

1秒のミスも許されない

アナウンサーは、単なる「テレビタレント」ではありません。

それは、アスリートのような自己管理能力
学者や記者のような知的好奇心
そして何より、社会に対する「誠実さ」を持って
人々に情報を届ける誇り高き「ジャーナリスト」であり
「表現者」です。

その道は、99%の地道な準備と、1%の緊張感あふれる生放送でできています。
しかし、その1%の瞬間、すなわち
「自分の言葉で、歴史の瞬間を伝えた」という喜びが
他の全てを凌駕するほどの魅力を持っているからこそ
今日も多くの人が、その険しい「マイクの前」を目指し続けているのです。

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ABOUT ME
aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!