トリマーの仕事とは?
給料・やりがい・大変なことまで徹底解説!
フワフワの毛が可愛らしくカットされ
リボンをつけて嬉しそうに飼い主さんの元へ駆け寄るワンちゃん。
そんな姿を見ると、心が温かくなりますよね。
「動物が好き」「可愛いものを創り出すのが好き」
そんな人にとって、ペットを美しく健康的にケアする
「トリマー(ペットグルーマー)」は
まさに憧れの職業のひとつではないでしょうか。
しかしその華やかなイメージの裏側には
私たちが知らない厳しい現実や、深い専門性が隠されています。
この記事では、トリマーという仕事について、
具体的な仕事内容から やりがい、そして大変なことや危険な場面
気になるお給料事情、そしてどんな人が向いているのかまで
徹底的に深掘りしていきます。
具体的にどんな仕事?
カットだけじゃないトリマーの業務内容
トリマーの仕事は、単に「犬の毛をカットする」だけではありません。
一頭のペットを預かってから飼い主さんにお返しするまでには
いくつもの専門的な工程が存在します。
1. カウンセリングと健康チェック
まず飼い主さんから
希望のカットスタイルやペットの体調などを
詳しくヒアリングします。
そして全身を触りながら皮膚の状態、耳の中
被毛のもつれ、しこりの有無などをチェック。
この時、病気の初期症状を発見することもあり
ペットの健康を守る上で非常に重要な役割を担います。
2. グルーミング作業(下準備)
シャンプーの前に、爪切り、耳掃除、肛門腺絞り
足裏の毛のカットなどを行います。
特に被毛のもつれを放置したままシャンプーをすると固まってしまうため
丁寧にブラッシングをして毛を整えます。
3. シャンプー&ドライング
ペットの皮膚の状態や毛質に合わせたシャンプーを選び
優しく丁寧に洗います。
その後、タオルとドライヤーで根元からしっかりと乾かします。
生乾きは皮膚トラブルの原因になるため、根気と技術が必要です。
4. トリミング(カット)
飼い主さんの要望と犬種ごとのスタンダードなスタイルを基に
ハサミやバリカンを使って全身の毛をカットし形を整えていきます。
見た目の美しさはもちろん
ペットが快適に過ごせる機能性も考慮したカットが求められる
まさに職人技です。
やりがいを感じる最高の瞬間
多くのトリマーが「この仕事をしていて良かった」
と感じる瞬間は、どのような時なのでしょうか。
• ペットが綺麗になる姿と飼い主様の笑顔
ボサボサだったワンちゃんが、自分の手で見違えるように可愛く
綺麗になった時の達成感は格別です。
そして何より、綺麗になった愛犬を見て「ありがとう!」
と心から喜んでくれる飼い主さんの笑顔が最高のご褒美になります。
• ペットとの信頼関係が築けた時
最初は怖がっていたり、威嚇したりしていた子が、
回数を重ねるごとに心を開いて身を任せてくれるようになった時
言葉にはできない深い絆と喜びを感じることができます。
• ペットの健康維持に貢献できた時
健康チェックで皮膚の異常やしこりを見つけ
早期治療に繋がった時など、単なる美容だけでなく
ペットの命や健康を守る一助となれたことに
大きなやりがいと誇りを感じます。
【覚悟は必要】大変なこと・危険な場面とは?
憧れだけでは務まらない、厳しい現実も存在します。
大変なこと
• 想像以上の体力勝負
1日中立ちっぱなしで 時には暴れたり鳴いたりする中型〜大型犬を抱えたり
押さえたりしながら作業をします。
腰痛や腱鞘炎は、多くのトリマーが抱える職業病です。
• 精神的なプレッシャー
お客様の大切な家族であるペットの身体にハサミを入れるため
常に「絶対に怪我をさせてはいけない」という
極度の緊張感の中で仕事をします。一瞬の気の緩みも許されません。
危険な場面
• 噛みつき・ひっかき
どんなに大人しい子でも、慣れない場所や作業でパニックになり
突然噛みついたり ひっかいたりすることがあります。
これはトリマーが常に直面する最大のリスクです。
• 刃物による怪我
鋭いハサミやバリカンの刃が、誤ってペットの皮膚に触れてしまったり
暴れた拍子に自分の手を切ってしまったりする危険性もゼロではありません。
• アレルギーや皮膚炎
カットした細かい毛を吸い込んだり
シャンプー剤で手が荒れたりすることで
アレルギー症状や皮膚炎を発症することもあります。
気になるお給料は?キャリアパスと収入の目安
トリマーの給料は、勤務先の形態(ペットサロン、動物病院など)や
個人の技術力 経験によって大きく変わります。
• 正社員(新卒・アシスタント)
月給:約18万円〜22万円 / 年収:約250万円〜320万円
まずは見習いとして、シャンプーや雑務からスタートすることが多いです。
• 中堅トリマー(経験3年以上)
月給:約23万円〜30万円 / 年収:約320万円〜450万円
一人で一頭を仕上げられるようになり
指名がつくようになると給料も上がっていきます。
• トップトリマー・独立開業
年収:500万円以上も可能
人気店で店長クラスになったり 自分のお店を持って成功したりすれば
収入は大きく上がります。
ただし これはほんの一握りであり、経営の知識も必要になります。
あなたは当てはまる?トリマーに向いている人
「動物が好き」なことは大前提ですが、それ以外にもトリマーには以下のような資質が求められます。
• 体力と忍耐力がある人
長時間の立ち仕事や、言うことを聞かない子にも根気強く向き合える力は必須です。
• 手先が器用で、探求心がある人
ミリ単位の調整が求められるカット技術。
常に新しいスタイルを学び
技術を磨き続ける向上心がある人に向いています。
• コミュニケーション能力が高い人
ペットだけでなく 飼い主さんとの信頼関係が何よりも大切。
要望を正確に聞き出し、的確なアドバイスができる能力が求められます。
• 冷静に物事を判断できる人
ペットがパニックになったり、体調が急変したりした時にも
落ち着いて最適な対応ができる冷静さが必要です。
トリマーになるには
トリマーの資格は存在しますがそれを取得しなくとも仕事をすることができますが
専門学校やトリマーの養成施設で技術や知識を学び
その後就職をするのが一般的になります。
もしくは見習いとしてペットサロンなどに勤めて
技術を身につけるという方法もあります。
求人サイトやショップやサロンのHPの募集ページから応募することができます。
ペットの魅力を最大限に引き出すアーティスト
トリマーは、ペットを美しくする「アーティスト」であり
その健康をチェックする「パートナー」でもある
非常に専門性が高く、やりがいに満ちた仕事です。
しかしその裏には、体力的な厳しさや精神的なプレッシャー
常に伴う危険が隠されています。
「ただ動物が好き」という気持ちだけでなく
ひとつの技術を極める職人としての覚悟と
命を預かる責任感を持てるかどうか。
それが、プロのトリマーとして輝けるかどうかの分かれ道になります。
この記事があなたのキャリアを考える上でのリアルで価値ある情報となれば幸いです。
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