仕事

消防士

消防士の仕事とは?
年収・やりがいから厳しい現実まで、その全貌を徹底解説!

街でサイレンが鳴り響く時、人々が危険から逃げ惑うその場所に
敢然と立ち向かっていく人々がいます。
それが、市民の生命、身体、財産を守ることを使命とする
究極の公務員「消防士」です。

「人の命を救いたい」
「社会の役に立ちたい」
という純粋で強い想いを胸に多くの若者が憧れる、非常に尊い仕事です。

しかし、その屈強な姿の裏には想像を絶するほど過酷な訓練
常に死と隣り合わせの現場に身を置く、厳しい現実が存在します。
この記事では、そんな消防士という仕事のリアルを徹底的に解剖します。

 

具体的な仕事内容は?
活躍の場は「現場」だけじゃない

消防士の仕事は、各地方自治体の消防本部に所属する地方公務員です。
その任務は、大きく分けて以下の3つの柱で成り立っています。

1. 災害対応業務(消火・救急・救助)

これが、私たちが最もイメージする消防士の姿です。

消火活動:
火災現場に急行し、放水や延焼防止活動を行い鎮火を目指します。

救急活動:
救急車で急病人や怪我人の元へ駆けつけ、応急処置を施しながら
迅速に医療機関へ搬送します。
実は消防の出動件数のうち、約7割がこの救急活動です。

救助活動:
交通事故や自然災害などで、自力で脱出できなくなった人々を
専門的な知識と資機材を駆使して救出します(レスキュー隊)。

2. 予防業務

火災や災害を「未然に防ぐ」ための非常に重要な仕事です。

立入検査:
デパートやホテル、工場などの建物に立ち入り、消防設備が正しく設置・管理されているか、避難経路が確保されているかなどを検査し、指導します。

火災原因調査:
火災が発生した後、その原因を究明し、再発防止に繋げます。

防火・防災指導:
地域のイベントや学校などで、消火器の使い方や応急手当の方法を指導し
防災意識の向上を図ります。

3. その他の業務

災害対応がない時間は、消防署で待機しているだけではありません。

訓練:
火災や救助を想定した、極めて過酷な訓練を日々繰り返します。

体力錬成:
どんな過酷な現場でも活動できる強靭な肉体を維持するため
トレーニングは欠かせません。

事務仕事:
出動報告書や、予防業務に関する書類の作成などデスクワークも多くあります。

 

消防士になるには?必要な資格は?

消防士になるために、特別な資格は必要ありません。
しかし、各自治体が実施する「消防官採用試験」に合格し
採用される必要があります。

これは公務員試験の一種です。

【消防士になるまでの基本的なルート】

1. 消防官採用試験を受験:

多くの自治体で
「大学卒業程度(Ⅰ類)」
「短大卒業程度(Ⅱ類)」
「高校卒業程度(Ⅲ類)」といった区分で試験が行われます。
試験内容は主に以下の通りです。

一次試験: 教養試験(筆記)、論文・作文試験
二次試験: 面接試験、体力検査、身体検査

2. 採用後、消防学校へ入校:

採用試験に合格すると、すぐに消防署に配属されるわけではありません。
まず、約6ヶ月間、全寮制の「消防学校」に入校します。
ここで、消防士として必要な基礎知識、技術
そして何よりも厳しい規律と強靭な精神力を叩き込まれます。

3. 消防署へ配属:

消防学校を卒業して初めて、一人前の消防士として
各消防署へ配属され、キャリアがスタートします。

 

気になる給料・年収事情(2025年現在)

消防士は地方公務員であるため、その給与は比較的安定しており
日本の平均年収を上回る水準です。

全体の平均年収:約638万円

(総務省「令和5年 地方公務員給与実態調査」より)
ただし、勤務する自治体の規模や、年齢、階級によって大きく変動します。

20代:年収350万円~450万円
30代:年収500万円~600万円
40代以降:年収600万円~700万円以上

これに加えて、24時間交代制勤務に伴う夜勤手当
危険な業務に対する特殊勤務手当などが支給されます。

 

仕事のやりがいと大変なこと

やりがい

人々の命と暮らしを直接守れること:
これが最大のやりがいです。絶望的な状況の中から人を救い出し
感謝された時の達成感は、他の何物にも代えがたいものです。

社会貢献性の高さ:
自分の仕事が、地域社会の安全・安心に直接貢献しているという
強い誇りを感じられます。

チームで困難に立ち向かう、固い絆:
過酷な現場を乗り越えた仲間との間には
家族同然の固い信頼関係が生まれます。

大変なこと

常に危険と隣り合わせであること:
火災、倒壊、有毒ガスなど、現場は常に生命の危険に満ちています。

悲惨な現場に直面する精神的ストレス:
救えなかった命や、凄惨な事故現場を目の当たりにすることによる
精神的な負担(PTSDなど)は非常に大きいものです。

厳格な上下関係と規律:
消防は、指揮命令系統が絶対の「体育会系」の組織です。
厳しい上下関係や規律が苦手な人には、辛い環境かもしれません。

24時間体制の不規則な勤務:
交代制勤務のため、生活リズムが不規則になりがちです。
また、非番の日でも、大規模災害が発生すれば緊急招集されます。

 

あなたはどっち?
消防士に向いている人・向いていない人

【向いている人の特徴】

• 何よりもまず、「人の役に立ちたい」という強い使命感を持つ人
強靭な体力と、決して屈しない精神力を持つ人
• 冷静な判断力と、迅速な行動力がある人
• 規律を守り、チームの一員として行動できる、高い協調性を持つ人
• 自己犠牲の精神を持ち、献身的に尽くせる人

【向いていない人の特徴】

• 体力に自信がない、体を動かすのが苦手な人
• 血や悲惨な光景を見るのが苦手な人
• プレッシャーに弱く、パニックになりやすい人
• 厳しい上下関係や、集団行動が苦手な人
• 安定したカレンダー通りの休日を望む人

 

火災発生時 最も頼りになる存在

消防士は、人々が逃げ出す危険の真っ只中へ、自らの命を懸けて飛び込んでいく
究極のヒューマニズムを体現した仕事です。

その道は、過酷な訓練と、絶え間ない自己鍛錬
そして筆舌に尽くしがたい精神的負担との戦いです。

しかし、その先には、「ありがとう」という言葉の重み
救えた命の輝き、そして社会を守るという
何物にも代えがたい、揺るぎない誇りが待っています。

もしあなたが、安寧な生活よりも
誰かのために尽くすという崇高な使命に心を燃やすなら

消防士という道は、あなたの人生を懸けるに値する
最も尊いキャリアとなるでしょう。

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ABOUT ME
aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!