仕事

スタントマン

スタントマンの仕事とは?
年収・やりがいから「やっぱり危ない?」
の真相まで徹底解説!

 

燃え盛る炎の中へ飛び込み、高速で走る車から身を投げ
高層ビルの屋上から真っ逆さまに落下する。

映画やドラマで私たちが手に汗握る迫力のアクションシーン。
その映像の裏側には俳優の代わりに超人的な身体能力専門技術
その「危険」を演じるプロフェッショナルたちがいます。
それが「スタントマン」です。

「やっぱり危ない?」
「高所恐怖症は無理?」

そんな素朴な疑問からその仕事内容
そして知られざる収入事情まで
この記事では、スタントマンという仕事のリアルを徹底的に解剖します。

 

具体的な仕事内容は?
危険を「安全に」演じるプロ

スタントマンの仕事は、単に「危険なことをする」のではありません。
徹底した準備と計算、そして訓練に裏打ちされた技術で
危険なアクションを「安全に」そして「迫力満点に」演じる
ことです。
その活躍の場は、多岐にわたります。

カースタント
車同士の衝突(クラッシュ)や、横転、スピン、バイクでのウィリー走行など
車やバイクを使ったあらゆる危険なアクションを担当します。

ボディスタント

落下スタント
高い場所から飛び降りるスタント。

ファイヤースタント
特殊な耐火ジェルなどを塗り、体に火をつけた状態で演技をします。

ワイヤーアクション
 ワイヤーで体を吊るし、空中を飛んだり、壁を走ったり
といった人間離れした動きを表現します。

階段落ち
 長い階段を派手に転げ落ちるスタント。

ファイト・殺陣(たて)
パンチやキックといった現代的な格闘シーンから
刀や槍を使った時代劇の殺陣まで、迫力ある戦闘シーンを演じます。

その他
ヒーローショーのスーツアクターや交通安全教室での事故再現スタントなど
映像作品以外にも活躍の場は広がっています。

 

Q. やっぱり危ない?
高所恐怖症は無理?

A. はい、非常に危険な仕事です。
しかし、その危険を最小限に抑えるためのプロです。

ひとつ間違えれば、大怪我や死に直結する
危険な仕事であることは間違いありません。

だからこそスタントマンは、物理学の知識や
綿密なシミュレーションそして日々の過酷なトレーニングを通じて
事故が起きない確率を極限まで高めています。

高所恐怖症の人が落下スタントを行うことは、まず不可能でしょう。
しかし、スタントマンの仕事は多岐にわたります。
カースタントや殺陣など、高所での作業が少ない分野を
専門にすることで活躍の道はあります。

 

スタントマンになるには?
必要な資格は?

A. 法律で定められた必須の資格はありません。
しかし、専門のアクションチームに所属することが
事実上のスタートラインです。

スタントマンは、フリーランスとして活動することが多いですが
ほとんどの人は、まずスタント専門の芸能プロダクションや
アクションクラブに所属します。

【スタントマンになるための一般的なルート】

1. アクションクラブのオーディションに合格する

基礎的な運動能力や、アクションへの適性などが見られます。

2. 養成所で基礎を学ぶ

合格後は、所属団体の養成所で、マット運動やトランポリン、受け身、格闘の基礎といった、スタントの根幹となる技術を、1〜2年かけて徹底的に叩き込まれます。

3. 現場デビュー

基礎を認められて初めて、その他大勢のエキストラ的な役から、少しずつ現場の仕事に参加していきます。

【持っていると有利なスキル・資格】

武道・武術の段位(空手、柔道、剣道など)

体操やアクロバットの経験

バイクや車の運転技術(特にマニュアル車)

乗馬ライセンス、スキューバダイビングライセンスなど

 

気になる給料・年収事情

スタントマンの収入は、完全な「実力主義・成果報酬型」です。

新人・下積み時代:年収100万円~200万円

仕事は不定期で、これだけでは生活できないため、多くの人がアルバイトをしながら生計を立てています。

中堅クラス:年収300万円~600万円

仕事がコンスタントに入るようになると、安定した収入が得られるようになります。

トップクラス:年収1,000万円以上

ハリウッド映画に出演したり
日本を代表するアクション監督になったりすれば
年収数千万円を稼ぐことも夢ではありません。

収入は仕事の危険度によって大きく変動します。
例えば、簡単な格闘シーンなら1日1〜2万円程度でも

大規模なカースタントやファイヤースタントとなれば
1日で数十万円の報酬になることもあります。

 

仕事のやりがいと大変なこと・厳しさ

やりがい

作品作りの根幹を支える誇り

自分がいなければ、この迫力あるシーンは生まれなかった。
エンドロールに自分の名前が流れた時の達成感は、何物にも代えがたいものです。

究極の「手に職」

自らの肉体と技術だけで、道を切り拓いていける、職人の世界。

非日常の体験

常人では決して味わえない、スリルと興奮の中に身を置けること。

大変なこと・厳しいこと

常に怪我と隣り合わせであること

どんなに準備をしても事故の可能性はゼロではありません。
常に怪我のリスクを背負い、体のメンテナンスを怠れません。

肉体的な負担

過酷なトレーニングと、本番での衝撃の蓄積により
体はボロボロになります。若いうちは良くても
年齢を重ねると選手生命が短くなる厳しい世界です。

収入の不安定さ

仕事がなければ、収入はゼロ。
怪我をすればその期間は全く稼げなくなります。

 

あなたはどっち?
スタントマンに向いている人・向いていない人

【向いている人の特徴】

何よりもまず、強靭な肉体と、決して屈しない精神力(メンタルタフネス)を持つ人
冷静沈着で、極度のプレッシャーの中で的確な判断ができる人
探求心が旺盛で、常に新しい技術の習得に貪欲な人
恐怖心をコントロールできる、勇気と慎重さを併せ持つ人
チームワークを重んじ、仲間を信頼できる人

【向いていない人の特徴】

体力に自信がない人、体が硬い人
痛みに弱い、怖がりの人
無鉄砲な人、スリルだけを求める人
(危険を軽視する人は最も向いていない)
安定した収入や、決まった休日を望む人
地道な基礎練習が嫌いな人

 

危険を安全に演じる映像のプロ

スタントマンは、単なる「命知らず」の仕事ではありません。
それは科学的な知識と芸術的な表現力
そしてアスリート並みの身体能力を融合させ
映像に「リアルな衝撃」という魂を吹き込む究極の職人です。

その道は常に危険と隣り合わせで、経済的な保証もない
極めて不安定な生き方かもしれません。

しかし、その先には自分の肉体ひとつで作品の世界観を創り上げるという
何物にも代えがたい揺るぎない誇りが待っています。

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ABOUT ME
aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!