仕事

ベーリング海のカニ漁

ベーリング海のカニ漁とは?
世界一危険な仕事の年収・実態を徹底解説!

 

ベーリング海の地図

荒れ狂う極寒の海。巨大な波に木の葉のように翻弄される漁船。
その甲板で 屈強な男たちが命がけで引き揚げるのは
一杯数万円の値がつくこともある「カニの王様」、タラバガニ🦀

「ベーリング海のカニ漁」は、
テレビ番組『ベーリング海の一攫千金 (Deadliest Catch)』などで紹介され
「世界一危険な仕事」として
そして同時に
「短期間で大金を稼げる仕事」として
世界的にその名を知られています。

この記事では、そんなベーリング海のカニ漁のリアルを徹底的に解剖します。
「睡眠なしで氷を砕き続ける」という噂の真相から
気になる収入、そして常に死と隣り合わせの危険性まで
その驚きの世界を詳しくお伝えします。

 

具体的にどのような仕事?極寒の海との闘い

ベーリング海のカニ漁師の仕事はアラスカ沖の極寒の海域で
限られた漁期(数週間〜数ヶ月)の間に
カニ(主にタラバガニやズワイガニ)を可能な限り捕獲することです。
その作業は、想像を絶するほど過酷なサイクルの繰り返しです。

1. カニカゴの投下

餌を入れた、重さ300kg以上もある鉄製の巨大なカゴ(ポット)を
クレーンを使って次々と海に投下していきます。

2. カニカゴの引き揚げ

数日後、GPSを頼りにカゴを仕掛けた場所に戻り
強力な油圧ウィンチで、荒波に揺れる船上へと引き揚げます。
この時 重いカゴが激しく揺れ作業員に直撃する事故が発生することもあり
最も多い危険な工程です。

3. 選別

甲板にぶちまけられた大量のカニの中から
規定サイズ以下のものやメスを素早く見分け海に戻します。
この作業も凍てつく甲板の上で休むことなく行われます。

4. 船倉への貯蔵と再投下

獲ったカニを船倉にある巨大な水槽に移し
再びカゴに餌を詰めて海へと投下します。
このサイクルを船がカニで満杯になるまで
文字通り24時間体制で続けます。

 

噂の真相と、仕事の危険性

Q1. 水しぶきで凍った氷をハンマーで砕いたり
睡眠時間も確保できないってホント?

A. はい、すべて事実です。
それは命を守るための必須作業です。

氷割りについて:

ベーリング海の冬は、気温が氷点下20〜30℃にもなります。
巨大な波しぶきが船にかかると
一瞬で凍りつき船体や設備に分厚い氷の鎧ができていきます。
この氷を放置すると船の重心が上がってバランスを失い転覆する危険性があるため
漁師たちはハンマーやマレットで常にこの氷を叩き割り
海に落とさなければなりません。
これは暖を取るためではなく、生き残るための作業なのです。

睡眠時間について:

漁期は非常に短く その間に1年分の稼ぎを叩き出す必要があるため
「眠らない」のが当たり前の世界です。
漁の最盛期には、20時間以上連続で働き15分〜30分の仮眠を日に数回取るだけ
ということも珍しくありません。

極度の睡眠不足と疲労が判断力を鈍らせ
命取りの事故を引き起こす原因ともなります。

Q2. どのくらい危険な仕事なの?

A. 統計上、地球上で最も死亡率の高い仕事のひとつです。

アメリカの労働統計局の調査では
常に全職業の中でトップクラスの死亡率を誇ります。
その主な原因は以下の通りです。

海への転落
巨大な波にさらわれたり、凍った甲板で足を滑らせたりして
水温0℃近い海に転落すれば、数分で低体温症により死に至ります。

カニカゴによる事故
 300kg以上の鉄のカゴに挟まれたり
引き揚げるワイヤーに巻き込まれたりする事故。

船の転覆
 荒天や、前述の氷の重みによる転覆。

 

 

いちばん気をつけるべきことは?

この仕事で最も気をつけるべきことは「慣れ」「油断」です。

荒れ狂う海、揺れる甲板、重機材の動き。
この極限環境では 一瞬の気の緩み、一瞬の判断ミスが
自分や仲間の命を奪うことに直結します。

常に周囲の状況に100%の注意を払い
船長や甲板長の指示に絶対服従し、決められたルールを完璧に守ること。
それが、生きて港に帰るための唯一の方法です。

 

気になる収入は?
なぜこれほど危険な仕事に挑むのか?

これほど過酷で危険な仕事に、なぜ人々は挑むのでしょうか。
その最大の理由は、ハイリスクに見合うだけの、
驚異的なハイリターン
にあります。

給与体系:完全歩合制

彼らの給料は月給や年俸ではなく、獲ったカニの市場価格から
船の経費(燃料、食料、餌代など)を差し引いた利益を
船長や船員の役職に応じて分配する「歩合制(シェア制)」です

驚異的な収入

漁獲量に恵まれれば、わずか数ヶ月の漁期で新人(グリーンホーン)でも
300万円~750万円(約2万~5万ドル)を手にすることができます。

経験を積んだベテラン船員や、腕の良い一等航海士などになれば
年収1500万円(約10万ドル)以上を稼ぐことも珍しくありません。

この一攫千金を夢見て世界中から屈強な男たちが
アラスカの港町ダッチハーバーに集まってくるのです。

 

あなたは当てはまる?この仕事に向いている人

超人的な体力と精神力を持つ人
極度の寒さ、睡眠不足、肉体疲労
そして常に死と隣り合わせの恐怖に打ち勝てる
人間離れしたタフさが絶対条件です。

冷静な判断力と、絶対的な協調性を持つ人
パニックにならず、荒れ狂う甲板の上で、仲間と完璧に連携して動けること。
チームの輪を乱す者は、全員を危険に晒します。

恐怖心を克服できる、強い意志を持つ人
目の前で仲間が危険な目に遭っても、仕事を続けなければならない。
そんな極限状況でも、自分の役割を果たせる強い心が必要です。

一攫千金を本気で狙う野心を持つ人
安定や安全とは無縁の世界
リスクを冒してでも、人生を変えるほどの大金を掴みたいという
強いハングリー精神が求められます。

 

究極のハイリスクハイリターンの仕事

ベーリング海のカニ漁は、単なる「漁業」という言葉では片付けられない、
自然という名の怪物と、人間の野望が真っ向からぶつかり合う
極限の闘い
です。

そこには、生半可な覚悟で踏み入れることのできない
圧倒的な厳しさと危険が存在します。
しかし同時に、それを乗り越えた者だけが手にできる
莫大な富と、何物にも代えがたい経験、そして仲間との固い絆があります。

安定した社会に生きる私たちにとっては
遠い世界の物語かもしれません。

しかし、自らの命をチップに
人生という名のテーブルで大勝負に挑む男たちが
今この瞬間も、極北の海で戦っているのです。

 

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aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!