なくなる!?今後どうなるの!?スポーツの審判
スポーツの審判…今回は野球、サッカー、バスケットボールなどスポーツ全般の審判についてです。各競技の審判を人から機械、AIに変えることでどのようなことになるのでしょうか??
審判の役割
スポーツをやったことがある、見たことがある人なら今更…となってしまいますが野球で言うヒットかセーフか…ストライクかファウルか…サッカーでのオフサイドやハンド…試合を公平にスムーズに進めていくためには自分と相手意外にそれを見定めて判断する人が必要になります。審判がいないと際どいプレイが発生した時にどのような判断になるのか…終了時間も分からない…そもそも試合を始めることができません。ルールに反いたプレイ防止にもなります。
審判は正しい判定をして当たり前
審判を務めると判断が難しい場面に何度も遭遇することになり、その都度正しい判定をしなければなりません。もし誤った判定をしてしまえば翌年の契約が交わされない可能性があるだけでなく観客や試合中継を見ていた人達からのバッシングを受ける可能性があります。インターネットが普及した現代では誤診をした場面も名前も顔もバレてしまうので長い間大変な思いをする可能性があります。野球ではカメラの技術が向上した現代、ビデオ判定も導入されて誤審を極力減らせるようなルールが導入されています。
審判をAIに変えるメリット
・誤審による問題を防ぐ
審判が人である以上A Iよりも間違えるという可能性はあります。間違った判断をしてしまっても審判の判断が絶対なので後々あの判定は正しかったのか…といった試合として記録が残ってしまいます。近年ではカメラの技術も大きく向上し、人間の目では捉えきれないような動きもスローで鮮明に写すことができます。それにより判断が難しい場面でも正しい判定が下せる可能性は大きく上がりました。
・人件費
人が働く以上その対価として報酬が支払われます。選手と比べればその額に差はありますが、その支払われるべき報酬がなくなるということになります。トップリーグでの試合の主審や球審となると大きな額が支払われるのでその分の費用が全て浮くとなるとお金の動きに変化が出てきそうです。
給料は?
当然競技や試合の規模に大きく異なってきますが、野球やサッカーのトップリーグの試合を務める審判であれば年収は1,000万円〜2,000万円と高額になるようです。野球の場合は選手と同じく年俸制で1年ごとの契約となります。しかし野球の副審や審判控え、2軍の試合の審判やサッカーのJ2などの審判となった場合は手にできる金額は下がっていくようです。そうなってくると年収としては一般的なサラリーマンと大差ないほどの収入になってきます。
そして引退も考えなければなりません。歳を重ねると体力の衰え、ボールの動き、選手の動きで瞬時に判断できていたことが難しくなり審判を務めるのが困難となってしまえば来年も継続して務めることは難しくなってきます。
半数以上の意見
スポーツの審判が一部、または全部がAIに置き換わってほしいという意見は全体の半数近くにものぼります。対人での試合となってくると人間では判断の難しい場面が出てきます。そうなった時に正しい判断を瞬時にできる審判はAIに置き換えた方がより正しい判断をしてくれるのかもしれません。
一部の仕事をAIに置き換える
全ての審判をAIに置き換えなくともある一部分のみを置き換えるという意見も出ています。判断の難しい場面のみをAIに置き換えたりすれば試合進行もスムーズにいきますし、人間がやった方が早い作業に関してはAIに置き換えずに進行していけばよりスムーズに試合を進めていくことができそうです。他にもボクシング、フィギュアスケート、新体操など試合後の判定が必要になる競技は完全にAIに判定させるというのもありなのではないかと思います。
数年以内に全てのスポーツの審判が完全にいなくなるといったようなことはないと思いますが今後の技術向上によってどのように変化していくのかは気になるところです。審判は試合進行を担う重要な仕事です。審判を務める人でしか味わえないプロの試合をコートの中で観られるというのはどんなファンでも羨ましがるほどの体験だと思います。現役選手が引退して審判になるというケースも多くあるようなので一般から審判に転職というのはあまり現実ではないのかもしれません…今回はスポーツの審判ということで競技を一括りにして紹介させていただきました。
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