仕事

宇宙飛行士

宇宙飛行士の仕事とは?
なるための道のり
年収・やりがいまで、夢の職業の全貌を徹底解説!

 

漆黒の闇に浮かぶ、青く美しい地球。

その唯一無二の光景をその目にし人類の知のフロンティアを切り拓く「宇宙飛行士」
それは、多くの人が幼い頃に一度は夢見る、最高峰の職業のひとつです。

しかし、その輝かしい姿の裏には想像を絶するほど長く険しい道のり
心身の限界が試される過酷な訓練が存在します。

この記事では、そんな宇宙飛行士という仕事のリアルを徹底的に解剖します。
具体的な仕事内容から、気になる年収
そして、どんな人がその「狭き門」を突破できるのかまで
夢の職業のすべてを詳しくお伝えします。

 

宇宙飛行士になるには?
必要な資格と道のり

まず理解すべき最も重要な点は、「宇宙飛行士免許」のような
取得すればなれる資格は存在しないということです。

日本で宇宙飛行士になるための唯一の道は
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が不定期に実施する
「宇宙飛行士候補者選抜試験」に合格し候補者として選ばれる
ことです。

宇宙飛行士になるための道のり

1. 応募と書類選考
JAXAの選抜試験は、10数年に一度といった頻度でしか行われません。
応募条件は、時代によって変化します。

2021〜2023年にかけて行われた最新の試験では
学歴の専攻分野が問われなくなった一方
「3年以上の社会人としての実務経験」などが求められました。
応募資格を満たし、書類選考を通過することから長い挑戦が始まります。

2. 長く厳しい選抜試験
書類選考を通過しても、そこから約1年間にわたる
極めて厳しい選抜試験が待ち構えています。

英語試験、一般教養試験
医学検査(宇宙環境への適性)
プレゼンテーション能力試験
協調性やリーダーシップを見るための共同作業

など、あらゆる側面から「宇宙飛行士としての資質」が試されます。
2021年の選抜では4,127人の応募に対し、最終合格者はわずか2名でした。

3. 候補者としての基礎訓練

選抜試験に合格すると「宇宙飛行士候補者」としてJAXAに入構。
ここから約2年間、宇宙工学、医学、物理学、ロシア語、航空機の操縦訓練など
膨大な知識と技術を学ぶ基礎訓練が始まります。

4. 宇宙飛行士としての認定

基礎訓練を全て修了して
初めて正式に「JAXA宇宙飛行士」として認定されます。
しかし、これで終わりではありません。
ここから実際に宇宙へ行くための
さらに専門的な訓練が何年も続くのです。

 

具体的な仕事内容は?
仕事の99%は「地上」にある

宇宙飛行士の仕事は宇宙に滞在している時間よりも
地上にいる時間の方が圧倒的に長いのが実情です。

地上での任務

専門訓練:
国際宇宙ステーション(ISS)のシステム操作ロボットアームの操縦
船外活動(宇宙遊泳)など、将来のミッションに向けた
より高度で専門的な訓練をアメリカやロシアなど世界中の訓練施設で行います。

ミッションの支援:
宇宙に滞在している他の宇宙飛行士を
地上の管制センターからサポートします。

科学研究・開発:
宇宙で行う科学実験の計画立案や、新しい宇宙機器の開発などに
科学者・技術者として関わります。

広報活動:
講演会やイベントなどを通じて、宇宙開発の魅力や重要性を
国民に伝えることも大切な仕事です。

 

宇宙での任務(ISS滞在中など)

科学実験・研究:
無重力環境を利用した、医学、物理学、材料科学など
様々な分野の科学実験を行います。

ISSの運用・保守:
巨大な宇宙の実験室であるISSが正常に機能し続けるよう
システムのチェックや故障した機器の修理・交換を行います。

• 船外活動(宇宙遊泳):
ISSの修理や、新しい実験装置の設置などのために
宇宙服を着て船外で作業します。
宇宙飛行士の任務の中でも、最も危険
最も高度なスキルが求められる仕事です。

 

気になる給料・年収事情

宇宙飛行士は、JAXAの職員として給与が支払われます。
その収入は、国家公務員の研究職に準じた、安定した高い水準です。

宇宙飛行士候補者の期間:

月給 約30万円程度。各種手当が加わり
年収は400万円台からスタートします。

宇宙飛行士として認定後:

経験や年齢に応じて昇給していきます。
30代〜40代のJAXA宇宙飛行士の平均年収は、700万円~1,000万円程度
と推定されます。

夢のある仕事ですが、その収入だけが目的でなれる職業ではないことが分かります。

 

仕事のやりがいと大変なこと

やりがい

宇宙から地球を見るという唯一無二の経験:
人類の中で、ごく一握りの人間しか見ることのできない絶景。
その感動は、何物にも代えがたいと言われます。

人類の未来と科学の発展に貢献できること:
自らの仕事が、人類の新たな知識となり
未来を切り拓く礎になるという、計り知れないほどのやりがい。

世界トップレベルの仲間との協業:
世界中から集まった最高の頭脳と技術を持つ仲間たちと
ひとつの目標に向かって協力する達成感。

大変なこと

極めて狭き門:
そもそも、なれる可能性が天文学的に低いこと。

終わりなき過酷な訓練:
肉体的にも精神的にも、常に限界が試される訓練を
何年も、何十年も続ける必要があります。

家族と離れる長い時間:
海外での長期訓練や、宇宙滞在など、家族と会えない期間が非常に長くなります。

生命の危険:
宇宙飛行には、常に死と隣り合わせのリスクが伴います。

 

どんな人が向いているの?

JAXAが公表している「宇宙飛行士に求められる資質」から
その人物像が見えてきます。

卓越した協調性とチームワーク

閉鎖された極限環境で、多様な国籍・文化を持つ仲間と
長期間にわたって良好な関係を築けること。

極限状況下での冷静な判断力と精神力

予期せぬトラブルが発生した際に、パニックにならず
冷静に状況を分析し、的確な判断を下せること。

強い探求心と学び続ける力

あらゆる科学分野に対する幅広い知識と
未知の事象を探求し続ける強い好奇心。

優れたコミュニケーション能力・表現力

自分の考えを論理的に伝え、そして自らの経験を
人々の心を動かす言葉で表現できる力。

心身ともに極めて健康であること

 

人類のエリート中のエリート

宇宙飛行士への道は、知力、体力、精神力
そして人間性のすべてにおいて、最高レベルであることが求められる
長く、そして険しい道のりです。

その仕事の99%は、決して華やかではない
地道で過酷な地上の訓練の繰り返しです。

しかし、その道のりを乗り越えた者だけが人類の代表として
星々の海へと旅立つことを許されます。

それは単なる職業選択ではなく、科学と人類の未来に
自らの人生のすべてを捧げるという生き方の選択なのかもしれません。

もしあなたが、その崇高な使命に心を燃やし
挑戦する覚悟があるのならその夢は、きっと夜空の星々へと繋がっているはずです。

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ABOUT ME
aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!