麻酔科医はなぜ給料が高いのか?麻酔科医の役割について
今回は麻酔科医になります。
給料の高い仕事と検索すれば高確率でヒットする麻酔科医ですがなぜ給料が高いのか、どのようなお仕事なのかみてみましょう!
麻酔科医とは?
麻酔科医は、手術時、またはその前後で使用される麻酔の管理を行う医者のことを指します。手術にも参加し患者の容態確認、生命維持のための医療行為も行います。手術中における麻酔科医の役割は大きく分けて3つあります。患者さんの呼吸管理、循環管理、疼痛管理と…手術内容や患者さん、出血具合などにより同じ工程でも違った反応が出ます。それらを適切に判断して処置する必要があります。詳しい内容はサイトをご覧いただければと思います。
日本麻酔科学会 https://anesth.or.jp/

給料が高い
医者という時点で一般の平均年収は超えていますが麻酔科医の年収は地域や勤務先によって大きく変わるようです。
大学附属病院、それらに関する病院勤務となると1,000万円前後のようです。
民間病院となると1600万円前後となり大きな差が生じます。
さらにフリーの麻酔科医となると年収は2倍近くに跳ね上がることもあるようです。
麻酔科医の給料が高い理由に関してですが、ひとつは麻酔科医の人員不足が挙げられます。
麻酔薬の管理のみであれば良いのですが、もちろんそれだけではなく手術とその前後に関しても患者さんの容体に変化はないか、様子が変われば冷静にその原因を見極めて適切な処置を施すという非常に気の張る仕事になります。そしてもし万が一患者さんの身に何かがあれば責任を問われることもあり得ます。そう考えると労働環境は決して楽なものではなく心身共に負担のかかる仕事であるといえます。それらの要因が相まってこのような高水準の給料となっています。
麻酔科医になるには?
麻酔科医には種類があり、専門医と標榜医があります。まずは標榜医となるために専門医の元で2年以上研修を受ける必要があります。その後厚生労働省に申請をする必要があります。
その後さらに3年の研修を受けると今度は専門医になるための試験を受ける資格が得られます。その試験に合格することで麻酔科専門医となることができます。
医師免許さえあれば麻酔を使用することは可能ですが、手術時には麻酔科医が担当していることが望ましいと言われています。それだけ麻酔科医の人員が不足しているということがよくわかります。
麻酔科医の魅力
手術に参加するとはいっても患部を切開する役ではなくなかなかどのような魅力があるのかはわからないかもしれませんが麻酔科医のサポートなしに執刀医はスムーズに作業をすることはできません。目立つような立場ではないかもしれませんし、それに見合わず非常に責任の大きな仕事でもあります。今後学ぶことは多く、別の様々な科医と、患者さんと接する機会があると思います。
給料面でももちろん大きな魅力はありますが、自分の存在が手術時、それ以外の時でも患者さんの容体を安定させて回復にも大きく貢献できるというやりがいがあるのではないかと思います。
今回は麻酔科医についてでした。医療現場は今後も絶対になくてはならないものです。命を救うという非常に誇りを持ってできる仕事だと思います。僕は過去の交通事故で止血の手術を受けたのですが、その後ICUに移されても一般病棟に移されても事故の怪我による痛みは感じませんでした。麻酔が切れるという感覚もなく…もしかしたら痛みを感じるだけの余裕もないほどのダメージだったのか…どちらにせよ当時は病院の方に命を救われたこと、非常に感謝しています。
もし気になる方がいましたらチェックしてみてはいかがでしょうか?

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