泣き屋
今回はなくなった仕事から泣き屋になります。かつて存在していた仕事で別名 泣き女などと呼ばれることもあり全国に泣き屋は存在していましたが時代の流れによって次第に廃れていき地方によっては存在していた地域もあったというのはもう半世紀以上昔のようです。どのようなものなのか見てみましょう。
泣き屋とは?
その名の通り故人の葬儀に参加して泣くことを仕事とします。歴史は古く、中国や朝鮮、エジプトやヨーロッパでも昔から泣き屋の存在があったそうです。しかも中国に関しては1人2人ではなく泣き屋の参加者が多い葬儀葬儀ほど名誉があるとされていたそうで数十人もの泣き屋が葬儀に参加することもあったそうです。報酬により泣き方を変えたり泣きじゃくる、オーバーなほどに激しく泣く姿は故人に対して良い意味が込められていてわざと激しく泣いていたそうです。時には遺族よりも目立つほどに泣いていたとか…
報酬は?
かつては金銭ではなく米などの食料品が報酬としては渡されていたそうです。中国では現在でも存在している仕事で報酬は現金だと言われています。泣きが上手い人は様々なな葬儀に呼ばれてその都度報酬を手にして大金を稼いでいるそうです。

泣き屋に変わる仕事…
全く同じ内容…というわけではありませんが現代では他人の葬儀に泣いた姿を見せるために参加するのではなく葬儀出席の代理としてスタッフを派遣するサービス業者が存在します。ご本人の代理人として、会社関係者の代理人、または数十名もの葬儀出席を受けることもあるそうです。スケジュールを合わせることが難しい、どうしても出席人数が足りないなど理由は様々あるそうです。細かい指定もしっかり対応してくれるそうです。
葬儀代理出席リンク先
知らない人のために涙を流す…人によっては難しいものだったのかもしれませんが昔はこのようなことも仕事として成り立っていたんですね。これも泣くことで故人はより浮かばれるという昔の考え方が広まっていったからなのでしょうか。
現在は似たような仕事として葬儀出席代行という違った仕事が存在しています。どのような形であれ遺族が前を向いて再出発できる、故人が少しでも良い旅立ちができる葬儀の手助けをするというのは素晴らしい仕事だなと思います。代理でも葬儀に出席する人はしっかりその方達と向き合って対応してもらいたいと思います。
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