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パティシエ?パティシエール?どうやってなる?取得すべき資格は?

パティシエ

 

 

今回は食に関する仕事からパティシエになります。パティシエといったら芸術的な飾り方でお菓子を作る人、数々のコンクールで物凄い作品を生み出す人のようなイメージがあるかもしれません。どのようなものなのか、見てみましょう!

 

パティシエとは

フランス語で菓子をつくる人、菓子製造人という意味になります。

ちなみにパティシエは男性パティシエールは女性という意味になります。フランスや一部の専門店でない限りはパティシエ=菓子製造人と捉えられます。

繊細な作品を作るために女性の方が有利かと思いきや成果の材料は粉物から液体など重たいものが多く力と体力の要る仕事になるのでその点では男性の方が働きやすいかもしれません。国によって比率は異なりますが日本では大体男女の比率は半々となっているようです。日本で洋菓子が売れる時期はクリスマスやバレンタイン(ホワイトデー)、この時期がパティシエの繁忙期となり職場によっては残業が多めになったり出勤日数が増えたりするようです。基本的にそれら以外の時期は週休1〜2日が一般的で休日は若干少なめといった印象です。

 

主な仕事内容

菓子作り

パティシエが作るものは基本的に洋菓子になります。和菓子屋中華の天心などは含まれません。洋菓子といっても務めるお店などによりつくるものは様々で、共通して言えることはつくるのは1個や2個ではないので材料を運ぶ作業だけでも非常に力と体力を使う仕事になります。生地を焼く菓子であれば時間がかかります。そのため開店時間までに販売する洋菓子をお店に並べるために出勤時間も比較的早い職場が多いです。

果物を切るのであれば大量、卵を使う際は検卵といって卵の中に血が混じっていたり何か入っていないかを確認しながら大量の卵を割っていきます。もちろん殻が入ってはいけません。砂糖など材料を計量することも重要になってきます。

 

開店作業

お店が開店する時間までに店内が綺麗になっているか、看板を出したり完成した洋菓子を並べたり、店内にイートインスペースがあれば使える状態にしたりと、時間内に全て完了している必要があります。

 

販売、接客

お店に商品を並べる店舗では来店したお客さんにつくった洋菓子を販売します。職に就いてすぐに菓子をつくる工程の業務にまわれない場合は最初に覚える業務になるかもしれません。各職場でつくるものはどのようなものを取り扱ってどのような味に仕上がっているかをしっかり説明できるようになることと、また買いに来たいと思われるような好印象な接客態度が必要になります。

 

洗浄作業

洋菓子を作る際に使用した調理器具を洗浄します。加熱が調理工程にないものを作るのに使用した器具は特に雑菌がつかないように気をつける必要があります。

 

閉店作業

閉店時間になったらシャッターを下ろしたり看板をしまいます。その時間以降にお客さんが店内に残っているようであればお声かけをしたり…その後お店の片付け作業になります。閉店後に店内の清掃をします。お店によっては明日の開店準備のための仕込み作業を前日に行います。

 

平均的な収入

勤務地や勤務先によって様々ですが大体月収20万円に届かないかなといったところが多いようです。賞与も含めて年収300万円届けば良い方だと思います。そこから忙しい職場では残業残業になるので肉体的には大変かもしれませんがこれよりも収入は増えるかもしれません。

 

どのような人が向いているのか

お菓子に携わる仕事になるのでお菓子作りが(食べるのも)好きな人が挙げられます。想像以上に重労働が多いかもしれません、体力に自信のある人や根性のある人の方が長く続けられると思います。

そして販売の業務を任されることのある職場では接客がしっかりできる人だけでなく先輩や上司ともしっかりコミュニケーションが取れる人が望ましいです。

パティシエ業界、お菓子づくりの中には加熱をしないでつくる工程があります。そのため衛生面に関しては病院や大量調理レベルで厳しい職場も普通に存在しますのでこういった面でも細かい配慮ができる人は食中毒などの予防にしっかり貢献できると思います。

 

パティシエになるには

専門学校で知識や技術を学ぶ方法が一般的です。製菓の専門学校もあれば調理師専門学校の中に製菓・製パンの選考学科が含まれる学校も存在しています。パティシエになるには調理師免許は必要ありません将来働く選択肢を広げたい方は取得しておくのも手だと思います。

その他の資格として製菓衛生師と菓子製造技能士という資格が存在します。

製菓衛生師

菓子製造技能士

 

みんなに喜ばれるお菓子を作りたいと思い就職しても想像以上に大変な仕事だった…と退職される人も一定数いるようです。そうならないためにも就職・転職の際はしっかり職場を見て納得できる職場を選びましょう。職の多様化が進む現在ではお店に勤めるだけでなく一般の主婦が週末にだけ自宅で販売をしたりといったこともしているようです。様々な働き方があると思いますので気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

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aki
akiです。過去の交通事故で夢を諦め、人生の挫折から多くを学びこれからの人生をより豊かに生きるため日々精進しております。 調べることが大好きでわからないこと知りたいことがあればとにかく調べるやってみる!好奇心が絶えません!