休日、有給休暇の取得の基本
日本の会社では一定期間務めると有給休暇を取得できるようになり、申請することで取得したり、会社によっては有休とは別に休日出勤する代わりに本来の出勤日に休むことが可能です。これは従業員の権利となっていますのでそれを責められることは本来あってはならないものですが休暇の取得方法を誤ると今後の仕事に影響が出たり周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。トラブルにならずに有給休暇を取得するためにもいくつかの基本的な考え方を見てみましょう。
有休は法律で認められている
有給休暇の取得は法律で認められている…というより期間内に決められた日数以上対象となる従業員が有給休暇を取得しなければならない決まりがあります(あるはずです)。万が一何かが起きて急遽会社を休まなくてはならなくなってしまった日のために数日は残しておき、残りは連休に続けて取得したり何か用事ができた時に合わせて取得するのが一般的です。
休暇の種類
休暇の中には給料が発生するものしないもの、長期的に取得できるものなど様々です。どのようなものがあるのでしょうか。
- 有給休暇…申請することで出勤日を給料の発生する休暇日として休む事ができる休暇。会社によっては幻?
- 誕生日休暇…会社によっては存在しない休暇になりますが。誕生日や誕生月のうち1日だけ余分に休む事ができる休暇。
- 慶弔(けいちょう)休暇…結婚や家族の不幸など自身や身内に慶弔があったときに使うことのできる休暇。
- 生理休暇…女性に限り、生理によって業務に支障をきたしてしまう症状が発生したときに利用できる休暇。欠勤扱いにならない、有給かどうかは会社による。
- リフレ(リフレッシュ)休暇…一定期間勤続した従業員に与えられる休暇
- 産(産前産後)休(暇)…出産を控えた女性が取得することのできる休暇。生理休暇同様、有給かどうかは会社による。
- 育(児)休(暇)…出産後1歳未満の子供を育てるために取得可能な休暇。
- 介護休暇…家族に介護の必要がある場合に取得することのできる休暇。
実際に有給休暇を取得しましょう
休暇の種類は様々ですが有給休暇は周りの環境や冠婚葬祭などのスケジュールに関係なく取得する事ができます。それでも申請して有休の承認をもらうには気をつけなければならない事があります。
休暇を取得する日はなるべく早い段階で申請できるように余裕を持って決めましょう。会社によりますが、来月に取得したい場合は今月の上旬までには承認されている状態が望ましいです。
休暇を取得する日を決めたらその日会議や商談などないか、休んでも業務に問題がないかを確認します。もし見逃してしまっても申請時に指摘があると思いますが、自分でも今後のトラブル防止のためにもしっかり確認しておきましょう。他の人と日にちが被ってしまうのも避けたいところですのでその日は極力先輩や上司、先に申請した人に譲るようにしましょう。
連日で休暇を取得する場合は進行中のプロジェクトや数日かけて取りかかる業務などに注意が必要です。
もし代わりに業務を引き継ぐ人がいるのであれば休みを迎えるまでに進捗状況や現状をしっかり伝えておきましょう。
休暇後の出勤
またいつもの日々に戻るわけですがちゃんと気持ちを切りかえて、リズムを崩さないためにも前日から出勤の準備はしっかりしておきましょう。
有給休暇の取得は従業員の権利ではありますが、その日の穴を空けたことで少なからず負担になった人もいるはずです。最初の出勤では先輩や上司、代わりに業務を引き継いでくれた人にはひとことお礼の言葉を述べておきましょう。
有給休暇が取得できない会社
有給休暇は会社によってはなかなか取得できない環境にあったり、繁忙期と被るとなかなか取得するのが難しいこともあります。しかし定められた日数以上取得できていないことがバレてしまうと会社は厳罰の対象となってしまいます。
有給休暇は従業員の権利ですので取得する事が可能です。しかし取得の仕方や時期を間違えると今後の仕事や周りにも影響が出てしまうこともありますので取得するときは会社と相談するような気持ちでお互いの負担を最小限に抑えられるように取得していきましょう!
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